こんにちは、
菅谷信一です。

今週は、
22日(水)山形県・酒田商工会議所　様
23日(木)群馬県・伊勢崎商工会議所　様
を回ります。

年度の予算で事業を行う
全国の商工会議所や商工会。

3月末が事業年度の終わり
ということもあり、
私の今年度の講演も
今週が最後ということになります。

いやあ、今年度も
全国70本、よく走り回りました！

また4月以降の新年度、
全国講演が決まりましたら
このメルマガなどでも
お伝えしていきますね。

最近、移動中に
ビジネス書以外に
ノンフィクションを読むことが
あります。

私は高校生の時から、
沢木耕太郎を読破していた
筋金入りのノンフィクション好き。

最近読んだ一冊は、
「根本陸夫伝
プロ野球のすべてを知っていた男」。
(高橋安幸・著、集英社刊)

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西武ライオンズの初代監督。
私と同じ茨城県水戸市の出身でもあります。

私も小学5年生のときに
所沢に新装なった西武球場に、
西武ライオンズの一年目の試合を
観に行きました。

この根本さん、
監督としては一度も
優勝経験がないにもかかわらず
「名監督」として評価されています。

なぜでしょうか。

弱小球団の監督を
引き受けた根本さんは
勝てるチームへの土台作りを
しっかりと行います。

そして根本さんが
後任にバトンタッチした途端、
チームが優勝するという
例が続いたからです。

創生期で資金もなかった
広島カープ、
西武ライオンズ、
ダイエーホークス。

これらの弱小球団を
見事に強豪球団に
変革していきました。

この根本さんが、
スカウトに着任した
大田卓司さんへの最初の指導が
「ママさんバレーを見に行け。」
だったそうです。

「なぜプロ野球のスカウトのオレが
ママさんバレーを見に行かなくては
ならないのか。」
そう思った大田さん。

ですが、根本さんの意図は、
「人間が何を考え、
どのようにプレイするかは
ママさんバレーも同じだ。
その本質をよく見てこい。」
というものでした。

私達のビジネスで言えば、
一見関係のないように見える
異業種からも本質を学ぶ、
ということでしょうか。

住宅販売をしていても、
美容室にお客様が
通い続ける動向を見て
何を感じ、何を応用するか。

工作機械を販売する営業マンが
板金工事業の受注プロセスから
何を学び応用できるか。

YouTubeのキーワードなどでも、
まさにそうした応用力や
異なる世界から考え方を
感じ取れる「感受性」が
生命線となります。

ぜひ、業界内の常識に凝り固まらない
柔軟な感性で、ビジネスを展開して
いきたいものですね。

さて、今週も
「柔軟な発想で」
一週間、がんばりましょう。

私は今日は都内で
コンサル、打ち合わせが4件。

濃厚な一日になりそうです。

菅谷信一