先週末、近所では少年野球の
元気のいい声が聞こえました。
この声を聞くと、
私には中学時代の
ほろ苦い思い出が蘇ってきます。
失恋の想い出ではありません。
私は中学時代、野球部に所属していました。
ですが、本当は野球部ではなく
陸上部に入りたかったのです。
当時、煮え切らない男だった私は、
「友達も野球部に入るから・・」
という理由で、野球部に
入ってしまったのです。
本当は陸上部に入りたかったくせに、
なんとも情けない男です。
校庭でトラックを走っている
陸上部の同級生の姿を見ながら
「いいなあ。
オレもあいつのように走りたいなあ。」
そんなことばかり考えていました。
「もう、こんな後悔したくない。
これからの人生、
一度、興味を持った世界には、
とりあえず飛び込んでみよう!」
15歳の菅谷少年は
そう心に決めたのです。
それからは、私の人生で
思い切りの良さだけが
目立つようになりました。
「具志堅用高のように
ボクサーになろう!」
→ボクシングジムへ。
「岩城滉一のように
ライダーになろう!」
→バイク教習所へ。
「バイクでアメリカ大陸を横断しよう!」
→資金を貯めるために、
家電量販店へバイトに。
「大企業はやめて中小企業だ!」
→辞表を叩きつけ、職安に。
「こんな安月給やってられん。独立だ!」
→ふたたび辞表を叩きつけ、
所持金30万円で創業。
「連れション」のような
野球部入部をした、
煮え切らない男時代が
ウソのようです。
経営の現場では、常に決断を
迫られます。
一通のメールへの返事も
決断ですね。
「あっ、これは
オレの人生を変えるものだ!」
そのように感じて、決断した出来事も
たくさんあります。
出版や講演などは、思い切って
飛び込んで本当に良かった世界ですね。
私の師匠は、
「命に別状がなくて、
大金がかからないのであれば
やってみればいい。」
と言います。
本当にそう思います。
私自身、今週も
「思い切りの良い」
決断をしたばかり。
「見逃し三振」は絶対にしない
そんなビジネス+人生を
続けていきたいものですね。
元・煮え切らない男
菅谷信一



