2010年をしめくくる私のプロデュースによるホームページ。
「印章作家・滑川裕　7つの想(こころ)。」が公開されました。

http://www.cocoro-7.jp

日立製作所の企業城下町・茨城県日立市。
私が大学卒業後、新卒として入社した会社もまた日立製作所の関連会社でした(^^)
日立駅前通りに店舗を構える印章店「スタンプナメカワ」。
その社長・滑川裕さんとの出会いは2005年、茨城県中小企業家同友会日立支部の例会にて。

滑川さんと私は、ともに役員として茨城県中小企業家同友会の運営に携わる関係でした。
「日本で一番大切にしたい会社」坂本光司さんなど数々のビッグネームを例会の講師に招聘し、同友会の根幹である例会の運営を支えてきた滑川さん。

日本でいちばん大切にしたい会社/坂本 光司

￥1,470

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坂本さん、講演後、気さくにサインに応じてくれました(^^)

昨年春に「現状を打開するためにホームページを。」との相談をうけました。

100円ハンコなど格安店の台頭で厳しい商売を強いられている「昔ながらの手彫りが出来るハンコ屋さん」。

そんな状況に置かれている滑川さんに私は何を提案できるのか。

久しぶりに私に出された難しい課題でした。
ただ漫然とホームページを作ればいいというものではない。
企画が面白いだけでは滑川さんの商売を好転させるものにはならない。
「超戦略型ホームページ」が一層求められる、そんな課題でした。

印章彫刻中の滑川さん。だいぶ前から通販サイトは稼動中です。
・はんこ一番.com

「ホームページ戦略に必殺パンチなし。」

「あるのは、どのような戦況にも対応できる左ジャブ！」

私のホームページ企画の哲学に従い滑川さんにも戦略企画のための「7つの質問・魅力発掘シート」に取り組んでいただきました。
滑川さんは昭和39年生まれの45歳。
高校卒業後、実家の印章店の後継者として修行すべく東京・谷中「吉枝耕文堂」で丁稚修行をします。

時代はバブル全盛。
同級生が派手に遊ぶ姿を横目に、風呂なし・共同トイレ・家賃2万円のアパートに住み、ひたすら印章彫刻の腕を磨きます。

・東京･谷中、修行時代のアパートを訪ねて。
漢字の一文字一文字の意味を解釈しながら、彫刻の技術を磨き、一心不乱に印章彫刻の道を突き進む滑川さん。素晴らしい師匠や友にも恵まれました。
師匠・林誠さん。

ともに学んだ仲間・小沼さん(上)と増沢さん(下)。


厳しい修行を経て、滑川さんに身に付いた確固たるもの。
それは漢字の意味を象形文字時代までさかのぼって理解し、その漢字が持つ本来の意味を理解し、お客様の個性を反映させた完全手彫りの印章づくり。
それは最近「独立起業系」の雑誌で目にする「明日からハンコ屋さん」のFC募集広告に代表されるような機械彫りのハンコ屋さんとは一線を画する、伝統技術としての印章製造業です。
その滑川さんが持つウリを強みにして、嫌味ではなく「滑川さんらしさ」を加えると、どのようなコンセプトが作れるか。
漢字の意味を象形文字時代までさかのぼって理解し、解説できる字と印章、彫刻への確かな「想い」をもった「名前の意味を100倍伝えるハンコ屋さん」。
滑川さんにしかできない印章彫刻を、お客様への一方的なメッセージではなく、お客様の目線に合わせお客様のメリットを感じさせるコンセプトに据えたのです。
滑川さんとはお忙しい中を沢山の時間を割いて、ヒアリング、戦略策定、取材インタビュー、撮影、雑談とお付き合いいただきました。

「名前の意味を100倍伝えるハンコ屋さん。」

「7つの想いでハンコを彫るハンコ屋さん。」

滑川裕さんのネットをフル活用した新たな戦略が今、始まります。
・スタンプナメカワ・通販サイトはんこ一番.com
・滑川裕「7つの想 」
「滑川さんも2時間で一気に読んだ一冊。茨城同友会を舞台にした物語。」
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