11日午後。
初めて岡山に上陸した私は岡山の人々の温かさにふれながら、13時から岡山市の123サーバー(株)の平川氏、湯郷温泉「季譜の里」佐々木氏と取材、打ち合わせ中でした。
佐々木慎太郎さん。世界一周旅行の経験も持つ温泉業界の風雲児です。
・季譜の里「著名設計士によりリニューアル。斬新なデザインのスイートルーム!」
・123サーバー「IP分散サーバー」
「あれ、なんだか揺れますね。」
「これ地震ですか?」
「そうかも知れませんね。でも収録続けましょう。」
コトコトと机上のコーヒーがかすかに揺れています。
しばらくして会議室にSEOテクノロジー(株)・藤間文夫社長が飛び込んできました。
「大地震で関東のほう、大変なことになっているよ!」
テレビでは火の手が上がる東北地方の映像が。
家族に電話をしてもつながらない。
「とにかく16時の新幹線があるから、それに乗ろう!」
佐々木さんが表で止めてくれたタクシーに藤間社長と乗り込み、岡山駅まで飛ばします。
「お金払っておくから、急いで!」
藤間さんをタクシーに残し、私は急いで新幹線乗り場へ。

打ち合わせ後、観光する予定だった(?)日本三大名園「岡山後楽園」。
遅れて出発した新幹線で岡山を後にした私でしたが、その日の新幹線は東京・新大阪間は急遽運休。
新大阪で足止めわ食らった私は、電池がなくなってきた携帯の充電をするために、ひとまず新大阪駅からタクシーに乗り西中島のドコモショップへ。
ドコモショップで充電しながら、テレビニュースの映像で自信の被害の大きさを知りました。
「こりゃ、ひどいな。」
家族とも無事連絡がとれ一安心。しかし、今日は茨城まで戻れない。
新大阪、梅田のホテルはみな新大阪で足止めを食らった人で満室。仕方なく、JR野田駅近くの東横インで空室をひとつ見つけ、そこで一泊することに。
・大阪USJに一番近い東横イン大阪JR野田駅前
翌朝、神戸から一気に茨城空港に飛ぼうと航空券を予約したものの、(予想通り)欠航。
伊丹発羽田行きも満席なのを確認した私は、「関空なら!」と関空発羽田行きのラスト2席のひとつをゲット。朝8時30分発のANAに乗り込みます。
羽田に着いた私は「いざ茨城!」と上野駅に向かいますが、このような現実に直面(^^;;)

駅の外まで人があふれ、ホームに入るのに5時間かかるとのこと。
向かったタクシー乗り場でも長蛇の列。
「上野駅からじゃダメだ!」
私は上野に見切りをつけ、歩いて浅草駅に向かいます。
そこで捕まえたタクシーに
「水戸まで行ってください!」
「いつもならラッキー!って思うけど、今日はちょっとねえ。道がとにかく混んでいるよ」
「いやあ、遅くてもいいから行ってください。電車には5時間かかっても乗れないんだから。」
無理やり頼みこんで浅草を出発したのが13時。
都内の大渋滞を抜け出たのが16時。
松戸・柏・取手・牛久とひたはしり、土浦に着いたのが19時半。
一服してから水戸に向けて走り始めて最終的に水戸に着いたのが21時。
浅草を出てから8時間、45000円のタクシーの旅でした(^^;;)
無事、帰宅した私を迎えたのは元気な家族の顔と、本や書類が散乱した私の仕事場でした。

そんな今日、一本の電話がある方から届いたのでした・・・


